一人の傑出したエンターティナーの素晴らしいショーをたっぷり味わってきました。
そう、あの夜楽しい食事をし、会話を共にしたGacktさんに招待されていたコンサートです。
二月一日は、寒風の中を数千人のGacktファンが有楽町の東京国際フォーラムの大ホールにつめかけ、そんな中に恐らく場違いな(?)何人かの男たちの一人、それが私。
大群衆の中を案内の女の子に先導され、ホールのド真ん中の招待席に坐るのはかなりの勇気がいったけど、私は会社の女性スタッフに引率されて幾らか安心だったのが本音。
私の席の左右には、私よりもう少し場違い(?)な男性が二人、それぞれ女性を同伴で坐っておりこれも少し気が楽になった点かな。
いやしかし、まあ若い女性の多いこと、すごい事。
「ガクトォーッ!」「カグトォーッ!」
の大歓声の中に彼が登場するや、もう興奮のるつぼ!!
私の今迄の人生ではじめて経験する空間だった。
スタートする前の会場には、サァ間もなく『Gackt』が登場するぞ!!
という期待と興奮を抑えた妙に高ぶった熱気と、次第にボリュームのあがってくる「ボレロ」が、如何にも『Gackt』さんのこだわる音楽への幅広い知識と感性を感じさせてくれ、私もどんどん期待で胸が高鳴ってきましたネ。
とても中味の濃い構成だったので、それを皆さんに細かくくわさひく伝え切れないのが残念だけど、本当、サプライズのオンパレードだったネ。
Gacktさんとの食事時の会話で、このコンサートにかける彼の並々ならぬ意気込みと熱い想いが感じとれ、是非観て欲しい、聞いて欲しいと誘われた時から、この夜をずっと楽しみに待ってたんだからね。勿論最高に嬉しかったし楽しかったョ。
ステージ上に展開する彼の飛び散る汗をずっと離れた私の席からでも感じとれましたネ。
スクリーンにも、人間以上に感情を表現し行動するロボットの軍人に彼が扮し、独裁国家の将校と対峙する戦闘シーン―――。
最後に手足をもぎとられたロボットは、何十何百発の銃弾を全身に浴び、その手に握りしめた切れ端しの写真には、愛する妻と息子がロボットと共に幸せな家族写真として微笑みかけ、そのロボットの目元から一滴の涙が流れ落ちてくるシーンは、人間のみにくい戦争を否定して生きる事の尊さを訴えかける。
Gacktさんの熱い想いが凝縮されてて素晴らしかった。
これはロボットに人間らしさを与え、反対に人間の驕り高ぶった生き方に無機物の機械を連想させることで、人間に目覚めて欲しいと願うGacktさんのメッセージなのかも知れないナ。
彼は、単に数多いミュージシャンの一人というのでなく、人類への愛のメッセージと、戦争の否定、拒絶を訴えかける伝道師なのでは?と感じましたネ。
厳重なセキュリティの中、先程のお隣さん達と一緒に案内の女の子のお迎えで、全勢力を出し切って疲れ切った彼に一言お礼の気持ちを伝えようと終演後の楽屋を訪れ、Gacktさんを待つこと三十分。
実はお隣りさん、深く帽子をかぶって顔が余り見えないのでわからなかったが、「あっ! そうだったのか!」とさっき客席でわかったんだけど、参ったネ。
本番中、Gacktさんがファンにステージから声をかけ、会場を多いに盛り上げている中に『今晩、キャイーンの天野が会場にいる筈だョ!』と誘い水をかけた時、「ハーイッ!」と突然私の左隣りの目深に野球帽をかぶった小肥りの男性が立ち上がって手を振ったんだナ。
驚いたネ。最初からの約束事なのかGacktさんの思いつきなのか!?
周りの女の子たちは「キャーッ!!」と大歓声。ホールの前からも後ろからも上からも「ウァーッ!!」というどよめきが押し寄せてくるし、もし自分もバレたらどうしよう。
Gacktさんにもし「隣りに横内正さんも来てるよ!」って話をふられたらどうしようかと気が気じゃなかったネ。
だってこの『女性自身』誌の新年号にも彼との対談が掲載され、それが本誌のこの私の公式ブログでも紹介したわけだから、こんな「オジサン」でも何人かの女性は知ってるだろうしネ。ブログにスペシャルゲストとしてGacktさんが登場したとたん、何と一万七千件もアクセスが来たんだからスゴイよね。
終演後、彼に「ヒヤヒヤしたよ」と言うと、「横内さんにそんな恐れ多い事はとても!!」と最大のリップサービスでかばってくれたけどね。
夜半の十一時半、観客もすっかり退いてガランとしたロビーから表に出て冷気の中を車を探して歩く中、今更ながらGacktさんの持つ強烈な個性とカリスマ性、集中力、あふれる愛を知らされましたネ。
たくさんの宿題を与えられた生徒の重たい気分ではなく、「俺も頑張らなきゃあ」と浮き浮きした気分で帰路につきました。
以上、報告終り。
