いつからだろう、ラーメンがこんなコテコテに重~い食べ物になったのは? ギトギトに浮いた脂のせいだけじゃなく、ドロドロに煮込まれたスープのせいだけじゃなく…最近のラーメンってなんか重くて、疲れる。
おしゃべりもできない、はりつめた店内。ついたてで隣を仕切られた収容所みたいなカウンター。声は大きいけど気持ちが伝わってこない店員さんのかけ声に、大げさなモーションで行なわれる麺の湯切り。いったい何のため?誰のため?
創意工夫はしてほしい。でもフレンチや和食を無理にコーディネイトしても、ラーメンはおいしくはならない。新メニューもうれしいけど、前より麺がのびてちゃ、スープが冷めてちゃ、意味がない。バイトまかせのチェーン店が増えるたびに、本店の味が消えていく。新たな要素を足せば足すほど、おいしさから離れていく。最近の創作ラーメンに期待してはガッカリしてる、そんな人は僕だけ? 具にしても“全部のせ”とかいうけど…最初から全部のせとけよ! だいたいラーメン1杯で1000円超えるって…。「新しい要素を足していく」ことに、ラーメンの神髄はない。むしろ「無駄なものを引いていくこと」にこそ、それはあるのだ、と僕は思いたい。
ハッタリだらけのグルメ系ラーメンに喝! 休みの日、家族全員で。学校帰り、部活の友達と。みんなでにぎやかに食べた、あの町あの店のラーメン。毎日毎日、何十年も…働き者のおっちゃん、おばちゃんが心を込めて作り続けた、揺るぎのないシンプルな味。
ブームとは別の時間軸で、昔ながらのおいしいラーメンを今も作っている、老舗のお店を紹介します!














